怪異とは誰か
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怪異とは誰か
(怪異の時空, 3)
青弓社, 2016.12
- タイトル読み
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カイイ トワ ダレ カ
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怪異とは誰か
2016.12.
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怪異とは誰か
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注記
監修: 一柳廣孝
内容説明・目次
内容説明
芥川龍之介や三島由紀夫、村上春樹、川上弘美らのテクストと、天皇制・植民地・ナショナリズムといったテーマが交差するとき、そこには“他者”としての怪異が浮上し、私たちを恐怖に陥れる。亡霊、ドラキュラ、オカルト、ノスタルジー、出産などの分析をとおして、怪異が近代における文化規範の合わせ鏡であることを示す。
目次
- 実話怪談にとって「怪異」とは誰か:黒木あるじインタビュー
- 第1部 怪異の機能(表現システムとしての“怪異”とノスタルジア—一九二〇年代の文学的想像力と「他者」の変容;皇の奇跡—戦間期地域社会における“瑞祥”言説をめぐって;弱者のために怨む—川村孤松『廻国行脚怪談百物語妖怪研究』について)
- 第2部 “外部”のまなざし(芥川龍之介の文学と「世紀末的な不安」—地震・帝国・怪異;占領地に現れた“幽霊たち”—縮図としての火野葦平「怪談宋公館」;わたしたちのドラキュラ—横溝正史の『髑髏検校』と帝国主義)
- 第3部 “亡霊”たちの現在(三島由紀夫とオカルト言説—「二・二六」表象をめぐって;“喪主”としての語り—村上春樹「七番目の男」から;ナラティヴの亡霊、あるいは川上弘美「花野」の亡霊論(hantologie) ほか)
「BOOKデータベース」 より