SF小説論講義 : SFが現実に追い越されたって本当ですか?
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SF小説論講義 : SFが現実に追い越されたって本当ですか?
日本大学芸術学部江古田文学会 , 星雲社 (発売), 2016.11
- タイトル読み
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SF ショウセツロン コウギ : SF ガ ゲンジツ ニ オイコサレタ ッテ ホントウ デスカ
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内容説明・目次
内容説明
SFは、ただ自由に想像力の翼を広げているわけではなく、科学的探求によって見えてくる宇宙の法則を下敷きとした文学であり、また一方では「人間ならざる存在」を仮定することによって、人類がいかにヒトの肉体感覚にとらわれた見方で世界を把握しているかを明らかにする文学でもあります。それが芸術におけるジャンルを越えた創作のヒントとなるように展開していくのが、日本大学芸術学部で開講されている「SF小説論」ここには「○○はSFじゃない」という狭量な選別と排除は存在しません。周囲の環境や、日常的に手にしているアイテムにもSFスピリットは息づいています。そういった数々の鉱脈に光をあて、ごくナチュラルに、SF小説が描いてきた魅惑的な世界へいざなうことができれば幸いです。
目次
- はじめに—「SF小説を一冊も読ませずに展開するSF小説論」とは
- 第1講 言語で世界を征服する方法
- 第2講 新海誠とセカイ系—美しき背景を背負った「対話」の消滅
- 第3講 ルールが連鎖させる物語作法—小川一水『ギャルナフカの迷宮』
- 第4講 ロボットらしさ・人間らしさ
- SF小説論講義 板書アーカイブス
「BOOKデータベース」 より