「千種」物語 : 二つの海を渡った唐物茶壺
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書誌事項
「千種」物語 : 二つの海を渡った唐物茶壺
思文閣出版, 2016.12
- タイトル別名
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Chigusa and the art of tea
千種物語 : 二つの海を渡った唐物茶壺
- タイトル読み
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チグサ モノガタリ : フタツ ノ ウミ オ ワタッタ カラモノ チャツボ
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注記
その他の編者: 岡佳子, ルイズ・コート, アンドリュー・M・ワツキー
参照文献あり
「千種」と主要附属品一覧: p247
内容説明・目次
内容説明
一三、四世紀頃に中国で生まれたひとつの壼が、東シナ海を渡って日本に伝わり、一六世紀に茶の湯の道具として「千種」の銘を与えられ、名物となった。やがて二一世紀にはもうひとつの海、太平洋を渡り、アメリカ合衆国ワシントンDCにあるフリーア美術館(管理運営:国立スミソニアン協会)に収められた—唐物茶壼「千種」の歴史的な変遷を経糸に、「千種」をめぐる多様な文化事象を緯糸に織りなされた、壮大な物語。日本、アメリカ、中国の研究者による歴史、美術、考古学、科学などの多角的な分野を網羅した最新の研究成果を収録。
目次
- 1 中国からきた茶壼(唐物が茶道具になったとき;唐物茶壼の展開;唐物茶壼;日本における唐物茶壷の考古学;茶壷の役割—緑茶の味との関係)
- 2 「千種」のすがた(「千種」について;一六世紀の茶会記に記された「千種」の拝見記;「千種」をめぐる名;「千種」の口覆いについて;「千種」の口覆いと名物裂・富田金襴について;染料—「千種」に附属する染織品から)
- 3 「千種」、ふたたび海を渡るまで(「千種」の伝来と唐物茶壼—江戸時代初期を中心に;野々村仁清作「色絵叭々鳥図茶壼」をめぐって;一七世紀以降の「千種」の伝来;皓々斎宗也筆「茶壷紐飾節雛形書」について;「千種」と国際美術市場)
「BOOKデータベース」 より