帝国日本と朝鮮野球 : 憧憬とナショナリズムの隘路

書誌事項

帝国日本と朝鮮野球 : 憧憬とナショナリズムの隘路

小野容照著

(中公叢書)

中央公論新社, 2017.1

タイトル別名

憧憬とナショナリズムの隘路

タイトル読み

テイコク ニホン ト チョウセン ヤキュウ : ショウケイ ト ナショナリズム ノ アイロ

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注記

付表: 植民地朝鮮の中等学校: p342-345

内容説明・目次

内容説明

五輪の優勝、WBCの準優勝により、韓国の野球は国民的スポーツとなった。いまその起源や日本経由の用語見直しなど、歴史の解明が喧しい。日本は朝鮮野球にどれだけ関与したのか—。植民地時代の朝鮮野球は、朝鮮人と支配者日本人双方から重視されていた。日本人との試合は大いに盛り上がり、朝鮮ナショナリズムに火をつける。当局は、中等学校の甲子園出場に道を開き、都市対抗野球を後押しし優勝に導くなど、融和政策に“活用”する。本書は一九世紀末から「解放」される一九四五年まで、複雑な道程を辿った朝鮮野球について、二つの“民族”を通して描くものである。

目次

  • 序章 変化する野球用語
  • 第1章 ベースボールの伝来と野球の普及—韓国併合前
  • 第2章 暗黒時代—武断政治下の野球界
  • 第3章 「民族の発展は壮健な身体から」—文化政治期の朝鮮野球界1
  • 第4章 帝国日本の野球イベント—文化政治期の朝鮮野球界2
  • 第5章 戦時期朝鮮の野球界
  • 終章 植民地朝鮮の野球とは何だったのか

「BOOKデータベース」 より

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