政治の理論 : リベラルな共和主義のために

書誌事項

政治の理論 : リベラルな共和主義のために

稲葉振一郎著

(中公叢書)

中央公論新社, 2017.1

タイトル別名

政治の理論 : リベラルな共和主義のために

タイトル読み

セイジ ノ リロン : リベラル ナ キョウワ シュギ ノ タメ ニ

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注記

参考文献: p304-309

内容説明・目次

内容説明

民主主義と自由主義は両立するのか。現代政治学の焦点の一つから、今日的な「政治」の意味が浮かび上がる。すべてが「資本」として流動化していく世界で、いかに資本主義と折り合いをつけ、どのように公共世界と私有財産を構築・維持していくか。これが「リベラルな共和主義」にとっての基本課題である。本書では、考察に必要な概念や論点に、歴史的・理論的な吟味を加える。まずは、フーコーとアレントの理論を足がかりに、そして、経済学、社会学の最新の知見を踏まえながら、実感の伴う政治の理解を目指す。

目次

  • 第1章 政治権力はどのように経験されるか
  • 第2章 アレントの両義性
  • 第3章 フーコーにとっての政治・権力・統治
  • 第4章 自由とは何を意味するのか
  • 第5章 市場と参加者のアイデンティティ
  • 第6章 信用取引に潜在する破壊性
  • 第7章 「市民」の普遍化
  • 第8章 リベラルな共和主義と宗教
  • 第9章 リベラルな共和主義の可能性
  • 第10章 政治の場

「BOOKデータベース」 より

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