「中露国境」交渉史 : 国境紛争はいかに決着したのか?

書誌事項

「中露国境」交渉史 : 国境紛争はいかに決着したのか?

井出敬二著

作品社, 2017.2

タイトル別名

中露国境交渉史 : 国境紛争はいかに決着したのか

タイトル読み

チュウロ コッキョウ コウショウシ : コッキョウ フンソウ ワ イカニ ケッチャク シタ ノカ?

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注記

引用・参考文献: p249-254

関連重要事項年表: p255-257

内容説明・目次

内容説明

2004年、中国とロシアは国境問題を最終決着させ、国境河川の中州である黒瞎子島/大ウスリー島・タラバロフ島の半分などが中国に引き渡された。これは、中国が「係争地域」として長年圧力を加え続け、プーチンが最終的に譲歩を決断したものだった。中露の国境紛争は、さかのぼれば17世紀から存在し、たび重なる武力衝突をも引き起こしてきた。にもかかわらず、最後は“交渉”によって決着するという、きわめて珍しいケースとなった。その歴史的経験から、私たちはロシアと中国を相手にするうえで何を学べるか?ロシア・中国の日本大使館で公使を務めた現役外交官が、両国の重要文献、交渉者の証言、最新の学術研究、現地調査をもとに、交渉を再構成し、両国の歴代指導者と交渉者たちの戦略・戦術を鋭く分析。北方領土と尖閣諸島を考えるための最重要資料となるものである。

目次

  • 第1部 中露国境紛争と交渉の歴史(中露の接触開始から革命まで—ロシアの拡張と「不平等条約」;革命後の両国関係—辛亥革命(一九一一年)とロシア革命(一七年);中華人民共和国とソ連の蜜月と対立;中ソ国境紛争と交渉;ソ連邦崩壊後の中露交渉)
  • 第2部 分析と評価(ソ連・ロシアの基本的立場、戦略、戦術;中国の基本的立場、戦略、戦術;中ソ・露国境交渉とはいったい何だったのか)

「BOOKデータベース」 より

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