失われた福音 : 「ダ・ヴィンチ・コード」を裏付ける衝撃の暗号解読
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書誌事項
失われた福音 : 「ダ・ヴィンチ・コード」を裏付ける衝撃の暗号解読
桜の花出版 , 星雲社 (発売), 2016.11
- タイトル別名
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The lost gospel : decoding the sacred text that reveals Jesus' marriage to Mary Magdalene
失われた福音 : ダヴィンチコードを裏付ける衝撃の暗号解読
- タイトル読み
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ウシナワレタ フクイン : ダ ヴィンチ コード オ ウラズケル ショウゲキ ノ アンゴウ カイドク
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注記
シリア語文書の翻訳: トニー・バーク
翻訳監修: 守屋彰夫
原著 (Pegasus Books, c2014) の翻訳
参考文献: p[747]-757
内容説明・目次
内容説明
『失われた福音』とは、旧約聖書偽典に属する『ヨセフとアセナト』(ギリシャ語)のシリア語版であり、英国図書館に収蔵されている古文書のこと。『キリストの棺—世界を震撼させた新発見の全貌』の共著者で、映画監督でもあるシンハ・ヤコボビッチと、初期キリスト教に関する研究者バリー・ウィルソンが、長く眠っていた古文書に光を当て、その謎を読み解いていくノンフィクション。『ヨセフとアセナト』の起源は新約聖書成立と同時代の紀元前後とみられる。ヨセフとは、旧約聖書の創世記に登場し、イスラエル人を大飢饉から救った人物。『ヨセフとアセナト』では、その妻アセナトが、熱心な偶像崇拝者から、ヨセフの妻にふさわしい女性に変身していく過程が描かれている。第二神殿時代のユダヤ教を専門とするニッケルスバーグが促したように、キリスト教の寓意的解釈に基づく解釈を試みた、研究史上、待望の書と言える。また、ギリシャ語版にはない部分を含み、興味深い。シリア語圏のキリスト教では、伝統的に、イエス・キリストの神性よりも人性が重んじられており、『ヨセフとアセナト』の物語は、イエスとマグダラのマリアとの結婚を強調する物語として読まれていたと、著者は解説している。
目次
- 第1部 不可思議な古文書(古文書17202;書かれている事、いない事;古文書についてわかっている事は何か;いつ書かれたのか;文章以上の意味があるのか)
- 第2部 古文書を読み解く(一番重要な証拠は何か;ヨセフ;アセナト;アセナトの物語;ヨセフの物語;史上最高の結婚式;イエスと異邦人;イエスと子供を殺しマリアを誘拐する計画;悪者;磔刑の裏にある権力政治)
- 第3部 推測できること(結論;あとがき)
「BOOKデータベース」 より