崇高の修辞学
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崇高の修辞学
(古典転生, 12)
月曜社, 2017.2
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Rhetoric of the sublime
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スウコウ ノ シュウジガク
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Note
博士学位論文「修辞学的崇高の系譜学 : ロンギノスから現代へ」(東京大学, 2014.3)を改稿したもの
参考文献: p276-284
索引: p285-287
Description and Table of Contents
Description
われわれが用いる言葉のうち、およそ修辞的でない言葉など存在しない。美学的崇高の背後にある修辞学的崇高の系譜を、ロンギノス『崇高論』からボワローらによる変奏を経て、ドゥギー、ラクー=ラバルト、ド・マンらによるこんにちの議論までを渉猟しつつ炙り出す。古代から現代へと通底する、言語一般に潜む根源的なパラドクスに迫る力作。
Table of Contents
- 第1部 『崇高論』と古代(真理を媒介する技術—「ピュシス」と「テクネー」;情念に媒介されるイメージ—「パンタシアー」と「パトス」;瞬間と永遠を媒介するもの—「カイロス」と「アイオーン」)
- 第2部 変奏される『崇高論』—近代におけるロンギノス(崇高論の「発明」—ボワロー『崇高論』翻訳と新旧論争;言葉と情念—バーク『崇高と美の観念の起源』と言語の使命;「美学的崇高」の裏箔—カント『判断力批判』における修辞学)
- 第3部 崇高なるパラドクス—二〇世紀における「崇高」の脱構築(放物線状の超越—ミシェル・ドゥギーと「崇高」の詩学;光のフィギュール—フィリップ・ラクー=ラバルトと誇張の哲学;読むことの破綻—ポール・ド・マンにおける「崇高」と「アイロニー」)
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