テクストの楽しみ
著者
書誌事項
テクストの楽しみ
みすず書房, 2017.1
- タイトル別名
-
Le plaisir du texte
- タイトル読み
-
テクスト ノ タノシミ
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注記
ロラン・バルトの主著 (Seuil, 1973) の新訳
内容説明・目次
内容説明
「楽しみのテクスト—満足させ、満たし、幸福感を与えるもの。文明からやって来て、文明と決裂することなく、読書の心地よい実践とむすばれるもの」「歓びのテクスト—放心の状態におくもの、意気阻喪させるもの。読者の、歴史的、文明的、心理的な基底だとか、その趣味、その価値観、その記憶の一貫性を揺り動かすもの」「テクストの楽しみ。古典。文明。知性。アイロニー。繊細さ。幸福感。伎倆。安全。歓びのテクスト。楽しみは粉々になる。国語は粉々になる。文明は粉々になる」46の断章から編まれた、“身体の思考”によるロマネスク。テクストを読む=書く主体が、自伝をたずさえてここに戻って来る。「制度としての作者は死んだ」、「テクストは織物である」といった断言でよく知られたバルト後期の代表作が、達意の新訳によって蘇る。
目次
- Affirmation 肯定
- Babelバベル
- Babilおしゃべり
- Bordsボーダー
- Brio活気
- Clivage穴
- Communaut´e共同体
- Corps身体
- Commentaire注釈
- D´erive漂流〔ほか〕
「BOOKデータベース」 より