エラスムスの思想世界 : 可謬性・規律・改善可能性
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エラスムスの思想世界 : 可謬性・規律・改善可能性
知泉書館, 2017.1
- Other Title
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The thought structure of Erasmus : fallibility, discipline and possibility of improvement
エラスムスの思想世界 : 可謬性規律改善可能性
- Title Transcription
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エラスムス ノ シソウ セカイ : カビュウセイ・キリツ・カイゼン カノウセイ
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Note
同名の博士論文(慶應義塾大学、2015年) に加筆修正を加えたもの
その他のタイトルは英文要旨による
参考文献: p[189]-206
Description and Table of Contents
Description
著者は初期の『エンキリディオン』(1504)や『パネギュリクス』(同)から晩年の『教会和合修繕論』(1533)や『エクレシアステス』(1535)に至る著作を通して、歴史的、思想史的観点からエラスムスの政治思想を考察する。欧米でもエラスムスの政治思想は軽視あるいは黙殺されてきたが、本書はマキアヴェッリやトマス・モア、カルヴァンに代表されるルネサンス・宗教改革期の政治思想史理解に新たなページを開くとともにエラスムスの全体像に迫る意欲的な作品である。
Table of Contents
- 序論
- 第1章 ブルゴーニュ公国とエラスムスの君主論
- 第2章 中世の継承者としてのエラスムス—1520年代の論争を通して
- 第3章 エラスムス『リングア』における言語と統治—功罪と規律
- 第4章 エラスムスにおける善悪・運命・自由意志
- 第5章 エラスムスにおける「寛恕」と限界
- 第6章 エラスムス政治思想における「医術」
- 結論
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