ポスト・モダンの左旋回

書誌事項

ポスト・モダンの左旋回

仲正昌樹著

作品社, 2017.1

増補新版

タイトル別名

ポストモダンの左旋回

タイトル読み

ポスト・モダン ノ ヒダリ センカイ

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注記

初刊: 情況出版 , 2002.4. 再刊: 世界書院 , 2004.11

旧版に収録した9つの論考に加えて、月刊『情況』に掲載された5つの論考 (第10章-第14章) を新たに再録したもの

内容説明・目次

内容説明

浅田彰や柄谷行人などの日本のポスト・モダンの行方、現象学と構造主義を介したマルクス主義とデリダやドゥルーズの関係、ベンヤミン流の唯物史観、ローティなどのプラグマティズムの可能性等、冷戦の終結と共に「マルクスがいなくなった」知の現場を俯瞰し時代を画した旧版に、新たにフーコーの闘争の意味、ドゥルーズのヒューム論、ネグリの“帝国”の意義、戦後左翼にとってのアメリカとトランプについてなど、新たな論考を付す。

目次

  • 現代思想の閉塞状況(からの離脱に向けて)
  • マルクスと自然の「鏡」—現代思想から見た『経哲草稿』
  • マルクスの学位論文における「偶然」の問題—柄谷行人がやり残した課題
  • 「世界を変革する」とは?—ブロッホ=デリダから見た「テーゼ」
  • 「ミニマ・モラリア」における脱・所有化と愛
  • ドゥルーズ=ガタリと「資本主義」の運動
  • ポスト・モダンの「左」転回—デリダ、ローティ、そして柄谷行人(?)
  • ポスト・マルクス主義としてのプラグマティズム—ローティの「文化左翼」批判をめぐって
  • 左翼にとっての開かれた「場」
  • 『言葉と物』の唯物論
  • ドゥルーズのヒューム論の思想的意味
  • 戦後左翼にとっての「アメリカ」
  • 加藤典洋における「公共性」と「共同性」
  • 『ミル・プラトー』から『“帝国”』へ—ネグリの権力論をめぐる思想史的背景

「BOOKデータベース」 より

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