ジャック・デリダ : 動物性の政治と倫理
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ジャック・デリダ : 動物性の政治と倫理
勁草書房, 2017.2
- タイトル別名
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Jacques Derrida : Politique et éthique de l'animalité
ジャックデリダ : 動物性の政治と倫理
- タイトル読み
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ジャック デリダ : ドウブツセイ ノ セイジ ト リンリ
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注記
本書は「Jacques Derrida : Politique et éthique de l'animalité, Sils Maria. 2013」の全訳であるが, 著者は日本語版のために本文に微修正を施し, 後書きを追加した独自編集版となっている。
内容説明・目次
内容説明
近代の主権概念は人間と動物の区別と不可分であり、政治は常に人間に固有なものとされてきた。西欧思想においては、人間と人間ではない生きものたちの政治関係の発明が避さられ、獣と主権者のアナロジーによって動物たちに日々ふるまわれる根底的な暴力が見えなくされてきたのだ。デリダが人生の最後に発明した「動物‐政治」概念から、「民主主義的な主権」の問いが開かれる。
目次
- 序論 ゆえにデリダは政治的動物であった
- 第1章 肉食‐ファロス‐ロゴス中心主義
- 第2章 パルマコン
- 第3章 動物‐政治
- 第4章 自由
- 第5章 触覚中心主義
- 結論 デリダの動物倫理の未来
- 後書き 動物‐政治的民主主義のために—いかにしてデリダは動物たちを来たるべき民主主義へと参入させるのか
「BOOKデータベース」 より