書誌事項

公害・環境問題の放置構造と解決過程

藤川賢, 渡辺伸一, 堀畑まなみ著

東信堂, 2017.2

タイトル別名

公害環境問題の放置構造と解決過程

タイトル読み

コウガイ・カンキョウ モンダイ ノ ホウチ コウゾウ ト カイケツ カテイ

注記

文献あり

年表あり

事項索引: p310-319

人名索引: p320-322

内容説明・目次

内容説明

何が「解決」で何が「放置」されるのか?公害・環境問題は健康問題や社会問題との因果関係が見えにくく、「被害放置」の構造が現れやすい。そこには被害が認められず切り捨てられ、放置された被害者が残存しているのである。本書はこうした問題を抱えた各事例の検証を通じ、その解決過程には被害住民・地域ごとに異なった特性を有していることを明らかにする。福島第一原発事故以降、揺れる日本の公害・環境政策にも大いに示唆を与える研究。

目次

  • 序 放置の構造と解決との関係
  • 第1章 解決と放置をめぐる社会過程—構造的要因と変革への動き
  • 第2章 判決後40年間のイタイイタイ病住民運動と公害問題「解決」の意味—イタイイタイ病問題とカドミウム問題の「ずれ」を通して
  • 第3章 大分市大気汚染公害と新産業都市開発—大気汚染被害はいかに否定されたか
  • 第4章 関あじ・関さばの誕生—大分・佐賀関における公害・開発問題との関連
  • 第5章 アスベスト被害の救済をめぐる矛盾と放置
  • 第6章 職業性がんの解決過程と行政対応—和歌山ベンジジン問題と大阪印刷業胆管がん問題から
  • 第7章 辺境の公害からのグローバリズム—土呂久慢性砒素中毒とアジアの砒素汚染対策
  • 第8章 インド・ボパール事件をめぐる被害拡大と国際的支援の展開
  • 第9章 福島原発事故における避難指示解除と地域再建への課題—解決過程の被害拡大と環境正義に関連して

「BOOKデータベース」 より

詳細情報
  • NII書誌ID(NCID)
    BB23235150
  • ISBN
    • 9784798914107
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    x, 322p
  • 大きさ
    22cm
  • 分類
  • 件名
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