ヒルビリー・エレジー : アメリカの繁栄から取り残された白人たち
著者
書誌事項
ヒルビリー・エレジー : アメリカの繁栄から取り残された白人たち
光文社, 2017.3
- タイトル別名
-
Hillbilly elegy : a memoir of a family and culture in crisis
ヒルビリーエレジー : アメリカの繁栄から取り残された白人たち
- タイトル読み
-
ヒルビリー・エレジー : アメリカ ノ ハンエイ カラ トリノコサレタ ハクジン タチ
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注記
原著 (c2016) の翻訳
内容説明・目次
内容説明
ニューヨーク生まれの富豪で、貧困や労働者階級と接点がないトランプが、大統領選で庶民の心を掴んだのを不思議に思う人もいる。だが、彼は、プロの市場調査より、自分の直感を信じるマーケティングの天才だ。長年にわたるテレビ出演や美人コンテスト運営で、大衆心理のデータを蓄積し、選挙前から活発にやってきたツイッターや予備選のラリーの反応から、「繁栄に取り残された白人労働者の不満と怒り」、そして「政治家への不信感」の大きさを嗅ぎつけたのだ。トランプ支持者の実態、アメリカ分断の深層。
目次
- アパラチア 貧困という故郷—崇拝すべき男たち、避けられる不都合な事実
- 中流に移住したヒルビリーたち—1950年代、工場とそして豊かさを求めて
- 追いかけてくる貧困、壊れはじめた家族—暴力、アルコール、薬物…場違いな白人たち
- スラム化する郊外—現実を見ない住民たち
- 家族の中の、果てのない諍い—下がる成績、不健康な子どもたち
- 次々と変わる父親たち—そして、実の父親との再会
- 支えてくれた祖父の死—悪化する母の薬物依存、失われた逃げ場
- 狼に育てられる子どもたち—生徒をむしばむ家庭生活
- 私を変えた祖母との3年間—安定した日々、与えてくれた希望
- 海兵隊での日々—学習性無力感からの脱出
- 白人労働者がオバマを嫌う理由—オハイオ州立大学入試で見えてきたこと
- イェール大学ロースクールの変わり種—エリートの世界で感じた葛藤と、自分の気質
- 裕福な人たちは何を持っているのか?—成功者たちの社会習慣、ルールのちがうゲーム
- 自分のなかの怪物との闘い—逆境的児童期体験(ACE)
- 何がヒルビリーを救うのか?—本当の問題は家庭内で起こっている
「BOOKデータベース」 より