模倣と創造 : 哲学と文学のあいだで
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模倣と創造 : 哲学と文学のあいだで
(明治大学人文科学研究所叢書)
書肆心水, 2017.3
- タイトル読み
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モホウ ト ソウゾウ : テツガク ト ブンガク ノ アイダ デ
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内容説明・目次
内容説明
ニーチェの詩作における文体への強いこだわりと孤独。タルド/カイヨワ/デリダにおけるミメーシスの星座。森鴎外における古伝承の再生と近代的な表現への問い。芸術と思想におけるオリジナリティの重視が自明である近代における模倣の意味を探究し、近代性の深層を照射する。
目次
- 第1章 模倣・創造・書記行為—ニーチェの文体と孤独(模倣とジェラシー;継承と断絶;パロディア—模倣と創造;文体と孤独)
- 第2章 擬きとかぎろいの星座—タルド、カイヨワからデリダへ(タルドと模倣;カイヨワと擬態;現象学とミメーシス)
- 第3章 森鴎外と近代的表現へのアクチュアルな“問い”—伝承と自由と、あるいは、ミメーシスとポイエーシスと(“身を投げる女”の表象—世紀転換期における再生する古伝承;文学テクストにおける“夢”の威力、ないしは権能—生成する「山椒大夫」、“写実”と“比喩”と;“非合理なるもの”の根源・『かのやうに』と『天保物語』と—行為論的地平へ;晩期鴎外文学における伝承性への視角;鴎外文学のアクチュアリティ—総括的考察、“模倣”と“創造”、その抗争様態をめぐって;補論・森鴎外と“子規の衣鉢”)
「BOOKデータベース」 より