歴史を学ぶ人々のために : 現在をどう生きるか
著者
書誌事項
歴史を学ぶ人々のために : 現在をどう生きるか
岩波書店, 2017.3
- タイトル別名
-
歴史を学ぶ人々のために : 現在 (いま) をどう生きるか
- タイトル読み
-
レキシ オ マナブ ヒトビト ノ タメ ニ : ゲンザイ オ ドウ イキルカ
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注記
参考文献: 論末
収録内容
- 現在 (いま)『歴史を学ぶ人々のために』を出版するということ / 須田努著
- 三・一一からの歴史学 : 産業革命期の足尾鉱毒問題から考える / 中嶋久人著
- 新自由主義時代の歴史学 / 大門正克著
- 歴史学・歴史教育の現在 : 歴史を学ぶ楽しさを国境を越えて考える / 齋藤一晴著
- 日本軍「慰安婦」問題と歴史学 / 吉見義明著
- 日本の朝鮮侵略史と朝鮮人の主体性 / 加藤圭木著
- 構築主義とジェンダー、セクシュアリティ / 及川英二郎著
- 中近世移行期研究の視座 : 暴力・「平和」と「生存」の観点から / 長谷川裕子著
- 近世地域社会研究の可能性 : 地域の視座から全体史へ / 渡辺尚志著
- 境界・周縁からの視座 / 檜皮瑞樹著
- 「境界」を創りだす力 : 南イタリアから立てる近代への問い / 小田原琳著
- 日本経済史研究の現状と課題 : 地域史料との関わりへ / 高柳友彦著
- ホモ・モビリタスの問う「歴史」: 定住を内面化する物語りの死へ向けて / 北條勝貴著
- 思想史という立ち位置 : 総合史としてのかまえ / 若尾政希著
- なんじの敵を赦せるか : 一九世紀中国の内戦における報復の暴力のゆくえ / 菊池秀明著
- 生・病・死、生存の歴史学 / 石居人也著
内容説明・目次
内容説明
激動する現在を生きる私たちにとって「歴史を学ぶ」ことにどのような意味があるのだろうか。歴史学とは過去の出来事を暗記するだけの無味乾燥な行為ではなく、現実の政治や社会との緊張感のもとに営まれる極めて「現在」的な学問であることを、第一線で活躍する一六人の歴史学者が具体的な事例を通してわかりやすく解き明かす。
目次
- 1 “今ここにある危機”に切り込む(三・一一からの歴史学—産業革命期の足尾鉱毒問題から考える;新自由主義時代の歴史学;歴史学・歴史教育の現在—歴史を学ぶ楽しさを国境を越えて考える;日本軍「慰安婦」問題と歴史学;日本の朝鮮侵略史と朝鮮人の主体性;構築主義とジェンダー、セクシュアリティ)
- 2 マイノリティ・地域からの視座(中近世移行期研究の視座—暴力・「平和」と「生存」の観点から;近世地域社会研究の可能性—地域の視座から全体史へ;境界・周縁からの視座;“境界”を創りだす力—南イタリアから立てる近代への問い;日本経済史研究の現状と課題—地域史料との関わりへ)
- 3 社会史・文化史を問う(ホモ・モビリタスの問う“歴史”—定住を内面化する物語りの死へ向けて;思想史という立ち位置—総合史としてのかまえ;なんじの敵を赦せるか—一九世紀中国の内戦における報復の暴力のゆくえ;生・病・死、生存の歴史学)
「BOOKデータベース」 より