近代皇族妃のファッション

書誌事項

近代皇族妃のファッション

青木淳子著

中央公論新社, 2017.2

タイトル読み

キンダイ コウゾクヒ ノ ファッション

注記

博士論文「近代皇族による西洋文化の受容と消費 : 皇族妃のファッションを通してみる儀礼とモダニズム」(東京大学) を基盤としたもの

参考文献: p399-409

内容説明・目次

内容説明

日本人の洋装化、生活文化の近代化をリードした皇族妃たち。現在、海外から国賓を迎えて催される宮中晩餐会で、皇族女性たちの正装は西洋のドレス姿である。日本には「きもの」という伝統的衣装があるにもかかわらず、国を代表するこの場面において、なぜ洋装なのか。本書は、「アール・ヌーヴォーのファッションを伝えた」梨本宮伊都子妃、「アール・デコのファッションを伝えた」朝香宮允子妃の例を詳細に検討することで、その問いに答える。

目次

  • 皇族妃の渡航の意義
  • 1 梨本宮伊都子妃—アール・ヌーヴォーのファッションを伝えたプリンセス(梨本宮と伊都子妃の洋行—外務省史料を読み解く;伊都子妃の洋行ファッション—メディアと実物史料;儀式における装束とドレス;公と私—和と洋の重層的構造)
  • 2 朝香宮允子妃—アール・デコのファッションを伝えたプリンセス(朝香宮と允子妃のパリ—レシートから知る生活;允子妃のファッションと肖像写真;未来を見た朝香宮夫妻;近代皇族妃のファッションの意義)

「BOOKデータベース」 より

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