ポスト多文化主義教育が描く宗教 : イギリス「共同体の結束」政策の功罪
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ポスト多文化主義教育が描く宗教 : イギリス「共同体の結束」政策の功罪
岩波書店, 2017.3
- タイトル別名
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ポスト多文化主義教育が描く宗教 : イギリス共同体の結束政策の功罪
- タイトル読み
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ポスト タブンカ シュギ キョウイク ガ エガク シュウキョウ : イギリス 「キョウドウタイ ノ ケッソク」 セイサク ノ コウザイ
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注記
イギリス宗教教育関係文献一覧: 巻末p1-12
内容説明・目次
内容説明
IS(イスラム国)に多数の若者が渡航しているイギリス。しかし教育界は手をこまねいているわけではない。二〇〇一年の米国同時多発テロ、〇五年のロンドン地下鉄テロを経て、公教育の宗教科の教育内容と学習目標を、それまでの多文化主義型・異文化理解型から、学校・地域社会・国家・世界の諸レベルで「共同体の結束 community cohesion」促進をめざす市民性教育型に改める試みが本格化してきた。それにより、教育のなかで宗教はどう変形され、利用されているか。宗教観や、各宗教の描かれ方はどのように変容しているか。こうした「コミュニタリアン的転回」にいたる歴史的背景を論じるとともに、その実態と問題性を、日本の教科書との比較を含め、教科書・シラバス等の資料にもとづき授業例・課題例を多数示しながら検証する。
目次
- 序章 宗教と教育におけるコミュニタリアン的転回
- 第1章 「宗教と暴力」の学習方法—日英教科書比較
- 第2章 イギリスの宗教教育史—コミュニタリアン的転回以前
- 第3章 共同体の結束へ—二〇〇〇年代以降の宗教教育
- 第4章 異文化理解型からどう変化したか—二〇一〇年代の教科書の分析1
- 第5章 公共的宗教の諸相—二〇一〇年代の教科書の分析2
- 終章 コミュニタリアン的転回の功罪
「BOOKデータベース」 より