「アゼルバイジャン人」の創出 : 民族意識の形成とその基層

書誌事項

「アゼルバイジャン人」の創出 : 民族意識の形成とその基層

塩野﨑信也著

(プリミエ・コレクション, 77)

京都大学学術出版会, 2017.3

タイトル別名

アゼルバイジャン人の誕生

〈アゼルバイジャン人〉の創出 : 民族意識の形成とその基層

アゼルバイジャン人の創出

タイトル読み

アゼルバイジャンジン ノ ソウシュツ : ミンゾク イシキ ノ ケイセイ ト ソノ キソウ

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注記

博士論文「アゼルバイジャン人の誕生」 (京都大学, 2015年度提出) に加筆・修正を施したもの

参考文献: p385-409

英文アブストラクト: p417-420

内容説明・目次

内容説明

民族概念は支配者による規定によって構築される、というのが一般的な学問的理解だろう。しかし、アゼルバイジャンは違う。固有のアイデンティティを持ちたいと欲した知識人達が、当時新しく発表された言語学用語を援用して民族名を名乗り、それを芸術や学術作品の中で普及する。民族意識の下からの形成現場を生き生きと描く。

目次

  • 第1章 南東コーカサス略史
  • 第2章 “アゼルバイジャン”とは、どこか
  • 第3章 新たな帰属意識の模索—近代歴史学の祖バキュハノフと“東コーカサス地方”
  • 第4章 近代的民族意識の萌芽—国民文学の父アーフンドザーデと“イラン”との間
  • 第5章 変化していく「我々」の輪郭—「種蒔く人」と民族としての“カフカースのムスリム”
  • 第6章 “アゼルバイジャン人”の出現—ウンスィーザーデとティフリスの論客たち
  • 第7章 祖国“アゼルバイジャン”の形成—『モッラー・ネスレッディーン』誌に見る帰属意識の変化
  • 終章 ニザーミーとハターイー—“アゼルバイジャン人”とは、誰か

「BOOKデータベース」 より

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