自壊の病理 : 日本陸軍の組織分析
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自壊の病理 : 日本陸軍の組織分析
日本経済新聞出版社, 2017.4
- タイトル読み
-
ジカイ ノ ビョウリ : ニホン リクグン ノ ソシキ ブンセキ
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内容説明・目次
内容説明
「東条英機は独裁者だったのか」「なぜ近衛声明を出してしまったのか」「大正期に肩身が狭かったはずの軍人がなぜ変貌したのか」—。素朴な疑問に答え、日本を敗戦に導いたエリート集団の失敗のメカニズムを、史実に基づいて解明する待望の昭和陸軍論。
目次
- 昭和陸軍・自壊の病理
- 第1部 戦争指導—戦略とガバナンスの不在(戦争指導の三つの視点;戦争指導者としての東條英機—戦略と権力の不在;辻政信—優秀なれど制御能わざる人材の弊害;勝敗なき戦場—華中日本軍の膠着)
- 第2部 変質—政治化のメカニズム(統帥権独立の呪縛;政治化の伏線—大正期陸軍軍人の意識構造;陸軍軍人はなぜ政治化したのか—戦前日本の政軍関係)
- 第3部 漂流—大局観なき対外政策(「国民政府ヲ対手トセズ」—近衛声明の謎;陸軍の日独同盟論—対ソ軍事バランスへのこだわり;独ソ不可侵協定は想定外だったのか—「複雑怪奇」の舞台裏;構想力なき戦争—大東亜戦争のなかの支那事変)
「BOOKデータベース」 より