フリードリヒ・シュレーゲルの「生の哲学」の諸相
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書誌事項
フリードリヒ・シュレーゲルの「生の哲学」の諸相
御茶の水書房, 2017.4
- タイトル別名
-
フリードリヒシュレーゲルの生の哲学の諸相
- タイトル読み
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フリードリヒ シュレーゲル ノ セイ ノ テツガク ノ ショソウ
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注記
参考文献: 巻末p11-25
内容説明・目次
内容説明
ヘーゲルに始まりカール・シュミットにおいて絶頂を極める「シュレーゲル・バッシング」をその基層とする延々たる毀誉褒貶の歴史の谷間を、「善にして同時に偉大なるものはすべてパラドックスである」を生前、死後の旗印として渡り歩いて今に到った一思想家の「迷路歴程」。
目次
- 第1部 本論(回顧と総括、生と生成の論理学・環境のエンツィクロペディー;予見的批評、あるいは「絶対的解釈学」の構造;イロニーの風景(一)ロマーン理論のディテュランボス的基層;イロニーの風景(2)「鉄のやすり」、あるいは「レッシング論」という武器;イロニーの風景(三)ヘーゲルの鉄槌、怒れる「絶対精神」の闇;秘儀としての観念論、あるいは「超越的曲線」;法衣のデミウルゴス—ある世界生成論の曲折と挫折;インドとヘブライとの狭間で—幻想の言語起源論と言語ピラミッド論;シュレーゲル・コントラ・シュレーゲル、あるいはせめぎ合う両神話論)
- 第2部 補論(ゲオルク・ジンメルの「生の哲学」との類縁性;フリードリヒ・シュレーゲルの「エンツィクロペディー」概念をめぐる二篇の論考—ハンス‐ヨアヒム・ハイナー『フリードリヒ・シュレーゲルの全体性思考』と、エルンスト・ベーラー『フリードリヒ・シュレーゲルの文芸学のエンツィクロペディーとヘーゲルの哲学的諸学のエンツィクロペディーとの対比』;楕円の思想、スピノザとフィヒテの綜合、あるいはフィヒテの中のスピノザ;ヘルダーの遺産、見送る者と引き継ぐ者;ディテュランボス、憑依と狂気、ニーチェとの交差;「ヘーゲルの鉄槌」をめぐる応酬—エルンスト・ベーラーとカール・ハインツ・ボーラーの反論、ヘーゲルからのあり得べき再反論、フリードリヒ・シュレーゲルの永遠の屈託;シェリングとの競合、「無底」の深淵を挟んで)
「BOOKデータベース」 より