権力と孤独 : 演出家蜷川幸雄の時代

書誌事項

権力と孤独 : 演出家蜷川幸雄の時代

長谷部浩著

岩波書店, 2017.4

タイトル別名

権力と孤独 : 演出家 蜷川幸雄の時代

タイトル読み

ケンリョク ト コドク : エンシュツカ ニナガワ ユキオ ノ ジダイ

内容説明・目次

内容説明

日本のみならず、世界の演劇界を牽引した演出家・蜷川幸雄。固定概念を打ち破る演出手法をとりながら、常に時代の中心にあり、演劇界の頂点に君臨し続けた。一方でひとつの場所に安住することを嫌い、古いものを壊し、新しい血を入れることに迷いがなかった。権力と孤独、王道と異端、中央と辺境—相反するものの間で格闘し続けた、その生涯を綴る。

目次

  • 蜷川幸雄はバイクのヘルメットを隣席にどさりと置いた—『稽古場という名の劇場で上演される三人姉妹』‐一九八四年秋
  • キューポラの町に生まれて—『下谷万年町物語』‐一九三五年秋
  • 美術への憧憬。開成中学・高校時代—『制服』‐一九四八年春
  • 青俳養成所。俳優から演出家へ—『コースト・オブ・ユートピア』‐一九五五年春
  • 現代人劇場とラディカリズム—『真情あふるる軽薄さ』‐一九六九年夏
  • 敗れ去った者の情念的伴走者として—『ぼくらが非情の大河をくだる時』‐一九七二年秋
  • 櫻社解散と参宮橋事件—『泣かないのか?泣かないのか一九七三年のために?』‐一九七四年夏
  • 市川染五郎のロミオは疾走する—『ロミオとジュリエット』‐一九七四年春
  • 唐十郎への恩義。三島由紀夫への反発—『唐版 滝の白糸』‐一九七五年冬
  • 劇作家秋元松代最大のヒット作—『近松心中物語』‐一九七九年冬〔ほか〕

「BOOKデータベース」 より

詳細情報
  • NII書誌ID(NCID)
    BB23562678
  • ISBN
    • 9784000611985
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    xi, 266p
  • 大きさ
    20cm
  • 分類
  • 件名
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