グリーンスパンの隠し絵 : 中央銀行制の成熟と限界

書誌事項

グリーンスパンの隠し絵 : 中央銀行制の成熟と限界

村井明彦著

名古屋大学出版会, 2017.3

タイトル別名

The trompe l'œil of Greenspan : ripening and limit of central banking

タイトル読み

グリーンスパン ノ カクシエ : チュウオウ ギンコウセイ ノ セイジュク ト ゲンカイ

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注記

学位論文「グリーンスパンの隠し絵, あるいは, 一国経済にとって中央銀行とは何か」(京都大学) に大幅に手を入れたもの

参考文献: 下巻末p15-31

上: viii, 315p. -- 下: viip, p317-565, 31p

内容説明・目次

巻冊次

上 ISBN 9784815808693

内容説明

揺れ動く金融政策。何が正しいのか。前人未到の長期安定を実現したアメリカ中央銀行総裁が中央銀行制を嫌っていたのは何故か。神話の陰に隠れたその思想と行動を初めて経済学的に解明、現代経済学の枠組みを再設定する画期的労作。上巻では、若き日の遍歴から「大平準」までをたどる。

目次

  • 第1部 グリーンスパンのアイン・ランド・コネクション(我あり、ゆえに我思う;中央銀行を嫌う中央銀行家の肖像;グリーンスパンの資本理論)
  • 補論 二つの経済学
  • 第2部 ワシントンでの二十一年(CEAと臨床経済学;大平準)
巻冊次

下 ISBN 9784815808709

内容説明

未曾有の長期安定の後、ITバブルとサブプライム・ローン危機により、非難の的となったグリーンスパン。その成功と失敗から何を学び取れるのか。下巻では、大恐慌の再解釈に踏み込みつつ、予言的な講演から現在までをたどる。現代経済学と中央銀行制を根底から問い直す渾身作の完結編。

目次

  • 第2部 ワシントンでの二十一年(承前)(「根拠なき熱狂」講演の根拠;補論 政策適用による経済学の科学性の検証)
  • 第3部 第二次大恐慌と中央銀行制の限界(第二次大恐慌;企業の固定資本投資と擬似金本位制;中央銀行のパラドクス;現代を近代より退行させた大恐慌)

「BOOKデータベース」 より

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