文化遺産はだれのものか : トルコ・アナトリア諸文明の遺物をめぐる所有と保護

書誌事項

文化遺産はだれのものか : トルコ・アナトリア諸文明の遺物をめぐる所有と保護

田中英資著

春風社, 2017.3

タイトル別名

文化遺産はだれのものか : トルコアナトリア諸文明の遺物をめぐる所有と保護

タイトル読み

ブンカ イサン ワ ダレ ノ モノ カ : トルコ・アナトリア ショブンメイ ノ イブツ オ メグル ショユウ ト ホゴ

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注記

2007年8月にケンブリッジ大学考古学・人類学部に提出した博士論文"Ownership and transaction of antiquities from Turkey : the moralised language of protection in the context of artefact repatriation and the international trade in antiquities"をもとに、日本語に訳し直し、大幅に書き改めたもの

参考文献: p280-306

内容説明・目次

内容説明

トロイ遺跡はギリシャのもの?トルコのもの?それとも人類共通の遺産?さまざまな時代と民族の遺物が重層的に残り、文化遺産の盗掘や返還の問題を抱えたトルコ。政府・研究者・メディア・コレクター・UNESCO等、遺物をめぐる国内外の主張から、“文化遺産”という概念を問い直す。

目次

  • 序章 文化遺産をめぐるローカルとグローバル
  • 第1章 2種類の「トルコ人」
  • 第2章 トルコ人とトロイ人—文化遺産と国民国家の「国土」
  • 第3章 「歴史はその場所でもっとも正しく理解される」—トルコにおける文化遺産の返還問題
  • 第4章 自明の理としての「保護」
  • 第5章 状況に応じた文化遺産の保護と破壊

「BOOKデータベース」 より

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