書誌事項

近代日本の空間編成史

中川理編

思文閣出版, 2017.4

タイトル別名

近代日本の空間編成史

タイトル読み

キンダイ ニホン ノ クウカン ヘンセイシ

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注記

執筆者: 松山恵, 大田省一, 本康宏史ほか

文献あり

年表あり

索引: pv-xii

内容: 序章: 近代日本の空間編成史の試み, 第I部 切断か継続か(第1章「東京市区改正計画の具体化に関する一考察」, 第2章「開港地建築家ブリジェンスの足跡」), 第II部 併存する統治(第3章「「軍都」の形成と都市基盤」-第5章「財閥組織と都市経営」), 第III部 統制的システムの構築(第6章「基盤編成の一九三〇年代」-第8章「植民地期「京城」の工業都市化と都市計画」), 第IV部 システムの内と外(第9章「近代都市計画の技術的基盤」-第11章「郊外住宅地開発に見られた方位観と寺院の誘致」), 第V部 非公共の回収(第12章「植民地朝鮮の公設洗濯場の施設計画をめぐって」-第14章「風景の「近代化」」), あとがき(中川理), 索引(人名・事項), 執筆者紹介

収録内容

  • 近代日本の空間編成史の試み / 中川理 [執筆]
  • 東京市区改正計画の具体化に関する一考察 / 松山恵 [執筆]
  • 開港地建築家ブリジェンスの足跡 / 大田省一 [執筆]
  • 「軍都」の形成と都市基盤 : 第九師団管下金沢の事例を中心に / 本康宏史 [執筆]
  • 神戸背山の開発と風致保護 : 部落有林野の解体と山地の近代化 / 山口敬太 [執筆]
  • 財閥組織と都市経営 : 三菱財閥の「丸の内」 / 野村正晴 [執筆]
  • 基盤編成の一九三〇年代 : 昭和恐慌下の三陸漁村と津波復興 / 青井哲人, 岡村健太郎, 石榑督和 [執筆]
  • 戦時下広畑一帯の工業開発と新興工業都市計画 / 中野茂夫 [執筆]
  • 植民地期「京城」の工業都市化と都市計画 / 石田潤一郎, 金珠也 [執筆]
  • 近代都市計画の技術的基盤 : 土木技師・梶山浅次郎にみるその体現 / 木方十根, 味園将矢 [執筆]
  • 朝鮮巨大電源開発の系譜 : 大井川から赴戦江へ / 谷川竜一 [執筆]
  • 郊外住宅地開発に見られた方位観と寺院の誘致 / 中川理 [執筆]
  • 植民地朝鮮の公設洗濯場の施設計画をめぐって / 砂本文彦 [執筆]
  • 帝都における風致地区 / 丸山宏 [執筆]
  • 風景の「近代化」 : 瀬戸内海風景の発見と創建 / 小野芳朗 [執筆]

内容説明・目次

内容説明

わが国戦前の空間はどのように編成されてきたのか—。それは重要な研究課題であるにもかかわらず、従来、個別の事業史の議論にとどまる傾向があった。本書はそうした状況を乗り越え、日本の近代化過程という歴史全体のなかで議論することを掲げ、インフラストラクチャーと制度や政治、あるいは共同体などとのかかわりを考究。建築史、都市計画史、土木史、造園史、歴史学など歴史的研究に携わる一線の研究者が、広くわが国の空間変容の実相を描き出す。

目次

  • 近代日本の空間編成史の試み
  • 第1部 切断か継続か(東京市区改正計画の具体化に関する一考察;開港地建築家ブリジェンスの足跡)
  • 第2部 併存する統治(「軍都」の形成と都市基盤—第九師団管下金沢の事例を中心に;神戸背山の開発と風致保護—部落有林野の解体と山地の近代化;財閥組織と都市経営—三菱財閥の「丸の内」)
  • 第3部 統制的システムの構築(基盤編成の一九三〇年代—昭和恐慌下の三陸漁村と津波復興;戦時下広畑一帯の工業開発と新興工業都市計画;植民地期「京城」の工業都市化と都市計画)
  • 第4部 システムの内と外(近代都市計画の技術的基盤—土木技師・梶山浅次郎にみるその体現;朝鮮巨大電源開発の系譜—大井川から赴戦江へ;郊外住宅地開発に見られた方位観と寺院の誘致)
  • 第5部 非公共の回収(植民地朝鮮の公設洗濯場の施設計画をめぐって;帝都における風致地区;風景の「近代化」—瀬戸内海風景の発見と創建)

「BOOKデータベース」 より

詳細情報

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