六朝貴族の世界王羲之
著者
書誌事項
六朝貴族の世界王羲之
(新・人と歴史拡大版, 05)
清水書院, 2017.4
新訂版
- タイトル別名
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王羲之
王羲之・六朝貴族の世界
- タイトル読み
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リクチョウ キゾク ノ セカイ オウ ギシ
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注記
「人と歴史」シリーズの『王羲之』(1972年刊)、「清水新書」の『王羲之・六朝貴族の世界』(1984年刊)に加筆・修正を施して新訂版として復刊したもの
年譜: p212-214
参考文献: p215
内容説明・目次
内容説明
すぐれた造形性をそなえた漢字の美を発見し、芸術としての「書」を確立したのは六朝人であった。漢帝国の崩壊は儒教的規範から人間を自由にし、六朝人は、人間のあらゆるいとなみに価値をみいだしたからである。王羲之は「書聖」とよばれている。しかし、書聖王羲之、それは彼の全体像の一部分にしかすぎない。彼の書は、貴族にふさわしい教養のひとつとしてあったのである。本書は王羲之の人となり、生活、思想および生きた時代を語り、彼を通じて四世紀の中国を生きた一知識人の全体像を生き生きと描いた。
目次
- 序 六朝という時代(政治・社会の混迷と多彩な文化)
- 1 王羲之の書の探索(賺蘭亭)
- 2 けわしき世相—王羲之とその時代(蘭亭序;喪乱帖;誓墓文;王略帖)
- 3 いかに生きるべきか—王羲之の生活・信仰・思想・芸術(逸民帖;黄庭経)
「BOOKデータベース」 より