宣長はどのような日本を想像したか : 『古事記伝』の「皇国 (みくに) 」
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書誌事項
宣長はどのような日本を想像したか : 『古事記伝』の「皇国 (みくに) 」
笠間書院, 2017.6
- タイトル別名
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宣長はどのような日本を想像したか : 『古事記伝』の「皇国」
宣長はどのような日本を想像したか : 古事記伝の皇国
- タイトル読み
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ノリナガ ワ ドノヨウナ ニホン オ ソウゾウ シタカ : 『コジキデン』 ノ 「ミクニ」
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注記
博士論文 (2011年提出) をもとにしたもの
参考文献: p219-250
内容説明・目次
内容説明
日本思想史上での宣長再評価に向けて。『古事記伝』は『古事記』の解釈を通して、宣長による新たな神話を成立させたテキストであった。つくり出された“古事記”はいかなる物語となったのか。『古事記伝』の読みが『古事記』と最も乖離している箇所「外国“とつくに”」に着目し。ひるがえって、自国日本に対して用いた語「皇国“みくに”」の意味を追究する。神について語る『古事記』を、人に適用して読もうとした『古事記伝』の本質が明らかになる。
目次
- 序章 『古事記伝』で「皇国」を問うこと
- 第1章 『古事記伝』のつくった「外国」(「常世国」から拡大した「外国」の物語;地球的世界における「外国」と「皇国」;「皇国」の物語のためにつくられた「外国」)
- 第2章 『古事記伝』における「カラ国」の克服(「韓国」の解決;固有なる起源を求めて)
- 第3章 『古事記伝』のつくった「皇国」(「事」としての世界;世界の原典としての“古事記”;「皇国」の選択)
- 終章 宣長学の解明に向けて—「皇国」の物語の達成が導くもの
「BOOKデータベース」 より