書誌事項

路地の子

上原善広著

新潮社, 2017.6

タイトル読み

ロジ ノ コ

内容説明・目次

内容説明

「ワシは更池の上原じゃっ!」昭和39年、「コッテ牛」と呼ばれた突破者・上原龍造は天職に巡り会う。一匹狼ながら、部落解放同盟、右翼、共産党、ヤクザと相まみえ、同和利権を取り巻く時代の波に翻弄されつつ生き抜いた姿を、息子である著者が描く!!

目次

  • 第1章 昭和三九年、松原市・更池—「今さら命乞いしても遅いわ。そこでジッとしとれッ」
  • 第2章 食肉業に目覚めた「突破者」の孤独—「オレの周りのええ人は、みんなおれへんようになってまう…」
  • 第3章 牛を屠り、捌きを習得する日々—「オレは捌き職人やで。ケイちゃんさえ付いてきてくれたら、どないなと食べていけるから」
  • 第4章 部落解放運動の気運に逆らって—「金さえあれば差別なんかされへん」
  • 第5章 「同和利権」か、「目の前の銭」か—「人間は、己の実益が絡んでこそ本気になる」
  • 第6章 新同和会南大阪支部長に就く—「オレかて、もう後には引けませんねや」
  • 第7章 同和タブーの崩壊を物ともせず—「ワシの勘はまだ、鈍ってないなと思ったな」

「BOOKデータベース」 より

詳細情報
  • NII書誌ID(NCID)
    BB23883230
  • ISBN
    • 9784103362524
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    238p
  • 大きさ
    20cm
  • 分類
  • 件名
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