コロニアルな列島ニッポン : オキナワ/オホーツク/オガサワラがてらしだす植民地主義
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コロニアルな列島ニッポン : オキナワ/オホーツク/オガサワラがてらしだす植民地主義
三元社, 2017.5
- タイトル別名
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コロニアルな列島ニッポン : オキナワオホーツクオガサワラがてらしだす植民地主義
- タイトル読み
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コロニアル ナ レットウ ニッポン : オキナワ/オホーツク/オガサワラ ガ テラシダス ショクミンチ シュギ
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注記
参考文献: p164-173
内容説明・目次
内容説明
そもそも沖縄・「北方四島」・小笠原は「日本固有の領土」なのか。安保体制が日本国憲法に優越するなど列島全域が準植民地であるという経緯もふくめ、二重の意味で日本は戦後一貫して「植民地」というほかない。歴史的現実からめをそらす防衛機制から生まれた構造的死角をあきらかにする。
目次
- 1章 コロニアルなオキナワ(薩摩藩による植民地化;近代日本による併呑(「琉球処分」);「沖縄戦」前史から不動の不沈空母まで;戦後を予言した「天皇メッセージ」;「トリップワイヤー」としての在沖米軍)
- 2章 コロニアルなオホーツク(北海道開拓の歴史的含意;樺太・千島交換条約の歴史的含意;日露戦争の歴史的含意再考;「北方四島」意識の含意再考;コロニアルな学界;はやりの「多文化主義」とエコブーム/ツーリズムの背景としてのオリエンタリズム)
- 3章 コロニアルなオガサワラ(和人が不在だったオガサワラ;和人入植の歴史的含意;敗戦による米国支配時代;施政権返還以降)
- 4章 コロニアルなニッポン再考(コローニアエヤポニカエ(ニッポンの植民地)再考;ヤポーニアコローニア(植民地としてのニッポン)再考;二重の意味での植民地空間という時空の直視のために)
- おわりに:みじかい終章のかわりに
「BOOKデータベース」 より