里山という物語 : 環境人文学の対話
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里山という物語 : 環境人文学の対話
勉誠出版, 2017.6
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サトヤマ トイウ モノガタリ : カンキョウ ジンブンガク ノ タイワ
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University Library for Agricultural and Life Sciences, The University of Tokyo図
519.81:Y975011053666
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文献あり
Description and Table of Contents
Description
SATOYAMAとは何か—人びとの暮らしと多様な生き物を育む自然が調和した美しい環境、里山…。日本の原風景を残すエコロジカルな体系を体現するものとして、近年もその意義は盛んに喧伝され、世界的な関心も集めつつある。しかし、このような理解は里山のすべてを捉えているのだろうか。里山なるものが形成されるトポスがはらむ問題、歴史的に形成・構築された言説のあり方を、さまざまな視点から解きほぐしていくことにより、里山という参照軸から自然・環境をめぐる人間の価値観の交渉を明らかにする。
Table of Contents
- 第1部 イメージと場所(里山言説の地勢学—ランドスケープ、場所、ゾーン;なぜ里山なのか—近代の自然言説から;原発のある風景—水上勉『故郷』における里山の変容;日本の景観を飲み込む“里山”;芸術祭と里山・里海—環境美学の視点から;失楽園幻想、サイボーグ、新しいリアリティ)
- 第2部 せめぎ合う自然と文化(里山—その実態の歴史的変遷と現代的表象;中世日本の「里」と「山」—加賀軽海郷の開発と洪水;絵図に描かれた里山;東京近郊の里山が辿った歴史—横浜市港北区日吉周辺を中心に;「里山の危機」と「竹林拡大」—保護/排除される景観;養生論からみた里山;里と山の相克)
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