神楽が伝える古事記の真相 : 秘められた縄文の記憶
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神楽が伝える古事記の真相 : 秘められた縄文の記憶
(廣済堂新書, 075)
廣済堂出版, 2017.4
- タイトル読み
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カグラ ガ ツタエル コジキ ノ シンソウ : ヒメラレタ ジョウモン ノ キオク
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注記
主な参考文献: p191
内容説明・目次
内容説明
アマテラスやウズメ、海幸彦など、『古事記』でおなじみの神々が登場する神楽。しかし、『古事記』の物語をそのままなぞっているわけではない。日本列島には、大和政権の担い手である渡来民がやってくる以前から、自然と共生して暮らしてきた人々がいた。その先住民の伝承—縄文にまでさかのぼる古層の記憶や、渡来民との衝突と和解の物語—が、神楽にはひそやかに織り込まれている。
目次
- 序章 神楽は古代史の謎を秘めている
- 第1章 天の岩戸—岩戸開きは太陽神再生の呪法
- 第2章 天孫降臨—サルタヒコは南の王である
- 第3章 ニニギの結婚—イワナガヒメは先住の女性シャーマンである
- 第4章 オオヤマツミの登場—先住の山の神の威光
- 第5章 海幸彦と山幸彦の諍い—先住隼人族と渡来民の衝突
- 第6章 神武天皇の東征前夜—大和王権の胎動と古代日向
- 第7章 荒ぶる国つ神—荒神に託した先住民の抗議と譲歩
- 補論 道化神—まつろわぬ民のしたたかな抵抗
- 終章 翁が伝える縄文の記憶
「BOOKデータベース」 より