福沢諭吉
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福沢諭吉
(新・人と歴史拡大版, 11)
清水書院, 2017.6
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フクザワ ユキチ
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Note
1984年刊を一部改めて復刊したもの
福沢諭吉年譜: p235-239
参考文献: p240-241
Description and Table of Contents
Description
福沢諭吉は、思いのままにその生涯を送り、満足しつつこの世を去ったといわれる。この諭吉の死に対して、当時の内外の新聞はこぞって弔詞を掲げ、衆議院は空前の院議としての哀悼の決議を行った。こうした事実は、諭吉に対する同時代人の評価を直截に示すものであろう。しかし、現在から、改めて近代日本の栄光と悲惨のなかに諭吉をおき、その全体像を鳥瞰するとき、同時代人の評価とはおのずと異なってくる。本書は、宗教との係わりを重視しつつ、諭吉の既成像を一新しようとする。
Table of Contents
- 序章
- 1 中津藩士として(「日用の学」;蘭学修業)
- 2 外遊と著述と(最初の渡米;貪欲なヨーロッパ行;翻訳と著述;二度目の渡米と『西洋事情』)
- 3 啓蒙と出版と(維新前後;『学問のすゝめ』の意図;出版業者として)
- 4 慶応義塾と彦次郎と(慶応義塾の設立;『学問のすゝめ』と宗教観;諭吉の分身)
- 5 列強に伍して(宗教について;軍備拡張のために;晩年の諭吉)
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