アジア主義 : 西郷隆盛から石原莞爾へ

書誌事項

アジア主義 : 西郷隆盛から石原莞爾へ

中島岳志著

(潮文庫, な-1)

潮出版社, 2017.7

タイトル読み

アジア シュギ : サイゴウ タカモリ カラ イシハラ カンジ エ

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注記

引用文献・参考文献: p591-600

2014年7月に刊行した単行本を文庫化したもの

内容説明・目次

内容説明

戦後、侵略主義の別名として否定された「アジア主義」。しかしそこには本来、「アジアの連帯」や「近代の超克」といった思想が込められていたはずだ。アジア主義はどこで変節したのか。気鋭の論客が、宮崎滔天、岡倉天心、西田幾多郎、鈴木大拙、柳宗悦、竹内好らを通して、「思想としてのアジア主義」の可能性を掬い出そうと試みた大著。

目次

  • なぜ今、アジア主義なのか
  • 竹内好はアジア主義に何を見たのか
  • 西郷隆盛と征韓論
  • なぜ自由民権運動から右翼の源流・玄洋社が生まれたのか
  • 金玉均という存在
  • 頭山満、動き出す
  • 来島恒喜のテロと樽井藤吉の『大東合邦論』
  • 天佑侠と日清戦争
  • 閔妃暗殺
  • 孫文の登場—宮崎滔天・内田良平・南方熊楠
  • 岡倉天心「アジアは一つ」の真意
  • 黒龍会と一進会
  • 韓国併合という悲劇
  • 中国ナショナリズムへのまなざし—辛亥革命と二十一カ条要求
  • 孫文の大アジア主義演説
  • 来日アジア人の期待と失望
  • 大川周明の理想
  • 田中智学から石原莞爾へ—「八紘一宇」の奈落
  • アジア主義の辺境—ユダヤ、エチオピア、タタール
  • 戦闘の只中で—日中戦争と大東亜戦争
  • 未完のアジア主義—いまアジア主義者として生きること

「BOOKデータベース」 より

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