知盛の声がきこえる : 『子午線の祀り』役者ノート

書誌事項

知盛の声がきこえる : 『子午線の祀り』役者ノート

嵐圭史著

(ハヤカワ演劇文庫, 40)

早川書房, 2017.7

タイトル別名

知盛の声がきこえる : 子午線の祀り役者ノート

知盛逍遙

タイトル読み

トモモリ ノ コエ ガ キコエル : 『シゴセン ノ マツリ』ヤクシャ ノート

注記

「知盛逍遙」(1991年刊)の改題・文庫化

内容説明・目次

内容説明

源平の戦いを壮大に描いた木下順二の名作『子午線の祀り』は1979年初演。以来、1992年まで5回にわたり主演平知盛を演じつづけた著者は、新劇・歌舞伎・能狂言など各分野の名優と競演。その美しく力強い劇世界を創り上げていった。戯曲を読み解く作業、呼吸法やせりふ術等の追求の過程でたどりついた境地とは。長く前進座で活躍した名優が、役を創造する苦しみと喜びを綴る戯曲論の傑作。

目次

  • 潮が西へ走り始めた!
  • “全曲上演”をどう捉えるか
  • 木下順二氏は何故“文学的欠落”への挑戦とあえて言ったか
  • デクラメイション・考
  • 論理と感覚の世界
  • 文体と構造
  • 子午線の視座
  • 影身よ!
  • 永遠の時間の中を、幕が静かにおりて行く
  • エピローグ—母へ‐見るべき程の事は見つ

「BOOKデータベース」 より

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