カネと暴力の系譜学
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カネと暴力の系譜学
(河出文庫, [か32-1])
河出書房新社, 2017.5
- タイトル読み
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カネ ト ボウリョク ノ ケイフガク
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注記
「シリーズ・道徳の系譜」の1冊として刊行されたもの (2006.11刊) の文庫化
シリーズ番号はブックジャケットによる
内容説明・目次
内容説明
「生きていくためにカネが必要だ」この単純な事実から出発して社会を動かす二つの力=カネと暴力を中心にすえると国家・資本主義、そして労働が新しいかたちで見えてくる。それらの戦慄すべき本質をあきらかにして二十一世紀の思想家の誕生を告げた、いまこそ読まれるべき名著が復活。
目次
- 第1章 カネを吸いあげる二つの回路(カネを手に入れる四つの方法;二つの“権利”—暴力とカネ)
- 第2章 国家と暴力について(国家とヤクザ組織の同一性と差異;国家はなぜ合法的な暴力を独占できるのか;合法性と正当性;暴力をめぐる価値判断と思考)
- 第3章 法的暴力のオモテとウラ(法と例外;非公式暴力の活用;規律・訓練と法の外)
- 第4章 カネと暴力の系譜学(所有の起源;資本主義の成立と所有の変容;国家と資本主義のあいだ;労働の成果を吸いあげる運動の機能分化)
「BOOKデータベース」 より