トラウマの過去 : 産業革命から第一次世界大戦まで
著者
書誌事項
トラウマの過去 : 産業革命から第一次世界大戦まで
みすず書房, 2017.8
- タイトル別名
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Traumatic pasts : history, psychiatry and trauma in the modern age, 1870-1930
トラウマの過去 : 産業革命から第一次世界大戦まで
- タイトル読み
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トラウマ ノ カコ : サンギョウ カクメイ カラ ダイ1ジ セカイ タイセン マデ
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注記
原著の出版事項: Cambridge University Press, 2001
内容: 日本語版への序文(ミカーリ, レルナー), 序文(ミカーリ, レルナー), 第一章: トラウマ、精神医学、歴史, 第一部: ビクトリア時代の旅行とトラウマ(第二章「鉄道事故」, 第三章「米国黄金時代の列車とトラウマ」), 第二部: 福祉国家黎明期の労働、事故、トラウマ(第四章「出来事、累積、トラウマ」, 第五章「トラウマの言説としてのドイツ福祉国家」), 第三部: トラウマ理論の発展 二〇世紀初頭の近代化と精神医学(第六章「シャルコーとトラウマ神経症」-第八章「一九世紀末から二〇世紀初頭にかけての米国精神医学における女性の性的トラウマの成立」), 第四部: 第一次大戦におけるショック、トラウマ、精神医学(第九章「「なぜ彼らは治らないのか?」」-第一二章「見えない傷」), 訳者あとがき(金吉晴), 原注, 索引, 執筆者一覧
収録内容
- トラウマ、精神医学、歴史 : 概念と歴史記述の方法論についての序論 / ポール・レルナー, マーク・ミカーリ [執筆]
- 鉄道事故 : 一九世紀英国における列車、トラウマ、技術の危機 / ラルフ・ハリントン [執筆]
- 米国黄金時代の列車とトラウマ / エリック・カプラン [執筆]
- 出来事、累積、トラウマ : 一九世紀末から二〇世紀初頭にかけての確率論的な精神の革新 / ヴォルフガング・シェフナー [執筆]
- トラウマの言説としてのドイツ福祉国家 / グレグ・エイジアン [執筆]
- シャルコーとトラウマ神経症 : 一九世紀後期フランスのトラウマ理論における医学と文化 / マーク・ミカーリ [執筆]
- トラウマ神経症から男性ヒステリーへ : オッペンハイムの凋落一八八九-一九一九年 / ポール・レルナー [執筆]
- 一九世紀末から二〇世紀初頭にかけての米国精神医学における女性の性的トラウマの成立 / リサ・カーディン [執筆]
- 「なぜ彼らは治らないのか?」 : 第一次大戦における英国のシェルショック治療 / ピーター・リーズ [執筆]
- 第一次世界大戦期イタリアにおける精神科医、兵士、士官 / ブルーナ・ビアンキ [執筆]
- 神経との闘い : 第一次世界大戦期フランスにおけるヒステリーとその治療 / マーク・ルドブッシュ [執筆]
- 見えない傷 : 一九一二-一四年のアメリカ在郷軍人会、シェルショックを持つ退役軍人、アメリカ社会 / キャロライン・コックス [執筆]
内容説明・目次
内容説明
本書は、トラウマがなぜ心の傷を表わすものとして社会に浸透し、いかに欧米社会を混乱に陥れてきたのかを明らかにするものである。戦争、災害、事故—。未曾有の外傷的出来事に襲われた後、われわれは何を作りなおし、何を語り継がなくてはならないのだろうか?トラウマ研究の決定版にして新たな端緒となる、学問分野を超越した重要文献。
目次
- トラウマ、精神医学、歴史—概念と歴史記述の方法論についての序論
- 第1部 ビクトリア時代の旅行とトラウマ(鉄道事故—一九世紀英国における列車、トラウマ、技術の危機;米国黄金時代の列車とトラウマ)
- 第2部 福祉国家黎明期の労働、事故、トラウマ(出来事、累積、トラウマ—一九世紀末から二〇世紀初頭にかけての確率論的な精神の革新;トラウマの言説としてのドイツ福祉国家)
- 第3部 トラウマ理論の発展 二〇世紀初頭の近代化と精神医学(シャルコーとトラウマ神経症—一九世紀後期フランスのトラウマ理論における医学と文化;トラウマ神経症から男性ヒステリーへ—オッペンハイムの凋落 一八八九‐一九一九年;一九世紀末から二〇世紀初頭にかけての米国精神医学における助成の性的トラウマの成立)
- 第4部 第一次大戦におけるショック、トラウマ、精神医学(「なぜ彼らは治らないのか?」第一次大戦における英国のシェルショック治療;第一次世界大戦期イタリアにおける精神科医、兵士、士官;神経との闘い—第一次世界対戦期フランスにおけるにおけるヒステリーとその治療;見えない傷—一九一二‐一四年のアメリカ在郷軍人会、シェルショックを持つ退役軍人、アメリカ社会)
「BOOKデータベース」 より