忘却の引揚げ史 : 泉靖一と二日市保養所

書誌事項

忘却の引揚げ史 : 泉靖一と二日市保養所

下川正晴著

弦書房, 2017.8

タイトル別名

忘却の引揚げ史 : 泉靖一と二日市保養所

タイトル読み

ボウキャク ノ ヒキアゲシ : イズミ セイイチ ト フツカイチ ホヨウショ

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注記

泉靖一略年譜: p317-320

年表でみる「引揚港博多」の戦前戦後: p321-327

主な参考文献: p332-333

内容説明・目次

内容説明

戦後日本の再生は、ここから始まる。中絶施設・二日市保養所は、忘却された「戦後史の穴」である。跡地に立つ「仁」の慰霊碑が、その記憶を静かに語る。—満州などでの性暴行被害者数百人が、引揚げ港・博多近郊で治療を受けた。女性や孤児らを支えた献身的行為に光をあてた労作。インカ遺跡を発掘した文化人類学者・泉靖一を、「災害人類学」の先駆者として再評価する。

目次

  • 第1章 「二日市」からの旅
  • 第2章 二日市保養所の真実
  • 第3章 証言と「問診日誌」
  • 第4章 泉靖一という男
  • 第5章 泉靖一の闘争
  • 第6章 「聖福寮」の山本良健
  • 第7章 石賀信子と保母たち
  • 第8章 映像の力・上坪隆
  • 第9章 次世代へ語り継ぐ

「BOOKデータベース」 より

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