山川静夫の文楽思い出ばなし
著者
書誌事項
山川静夫の文楽思い出ばなし
岩波書店, 2017.8
- タイトル別名
-
文楽思い出ばなし : 山川静夫の
- タイトル読み
-
ヤマカワ シズオ ノ ブンラク オモイデバナシ
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注記
平成22年9月から平成29年2月まで国立劇場の文楽公演解説書に連載された記事に加筆したもの
内容説明・目次
内容説明
若き日にNHK大阪中央放送局に勤務となった著者は、本場で文楽の奥深さを知り、とりこになったという。以来半世紀にもわたり、太夫・三味線・人形遣いをはじめ、文楽にたずさわる多くの人々と交流を重ねてきた。厳しい稽古を重ねて、初めて培われる珠玉の芸。真摯に芸と向き合うことから生まれる、豊かな人間性—戦後文楽史に名を残す、名人・上手の魅力的な素顔を、著者ならではの語りかけるような文体で綴ったエッセイ二十七編を収める。
目次
- 嘉肴あり—文楽との幸運な出会い—因会・三和会
- 「舞台も最後は“まこと”なのだ」—四世竹本津太夫
- 新たな息吹をもたらした天衣無縫のひと—二世桐竹紋十郎
- 聴き入る人々の胸をえぐる最後の浄瑠璃—豊竹山城少掾(二世古靭太夫)
- 「近いうちに“お鯛さん”食べに行きましょ」—八世竹本綱太夫・その一
- 親心あふれる思い出の「菊畑」—八世竹本綱太夫・その二
- 「明日を考えず“今日一番”を大切に」—四世竹本越路太夫
- 「天皇様に会うてきましたんや」—吉田兵次
- ファンを魅了しつくした「文楽の男」—初世吉田玉男
- 「どんな役でも大事に遣え」—二世桐竹勘十郎〔ほか〕
「BOOKデータベース」 より