司馬遷と『史記』の成立
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書誌事項
司馬遷と『史記』の成立
(新・人と歴史拡大版, 19)
清水書院, 2017.8
- タイトル別名
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司馬遷と史記の成立
- タイトル読み
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シバ セン ト シキ ノ セイリツ
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注記
「人と歴史」シリーズの『司馬遷』(1972年刊)、「清水新書」の『司馬遷と『史記』の成立』(1984年刊)に、表記や仮名遣い等一部を改めて復刊したもの
司馬遷年譜: p199-202
参考文献: p203-204
内容説明・目次
内容説明
司馬遷の生きた西暦前二世紀の後半期は、中国民族の最初の大発展期であった。英邁な専制君主武帝の積極政策の下に、東は朝鮮から西は中央アジアに及ぶ世界帝国が建設された。しかしたび重なる征服戦争は、やがて国家経済を破壊し、民衆の生活を極度に圧迫した。この国家の栄光と民衆の苦難との矛盾は、そのまま『史記』のなかに、その雄大な構成と苛烈なリアリズム精神となって現われている。本書は、司馬遷の生涯と『史記』の精神を描くことによって、歴史とは何か、人はいかに生きるべきかという問題を考えてみようとしたものである。
目次
- 1 ひとつの青春(龍門の人;勉学時代)
- 2 天下漫遊(古跡を訪ねて;古代文化の源流;つわものどもが夢のあと)
- 3 権力の世界(官僚への道;武帝の積極政策;官僚政治;随行と出使)
- 4 歴史家の誕生(父の遺言;『史記』の執筆;李陵の禍)
- 5 憤りを発して(中書令となる;漢民族の通史;晩年)
「BOOKデータベース」 より