晩鐘
著者
書誌事項
晩鐘
(文春文庫, [さ-18-27],
文藝春秋, 2017.9
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バンショウ
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注記
叢書番号はブックジャケットによる
単行本は2014年12月文藝春秋刊, 文庫化にあたり上下二分冊
引用文献: 下巻巻末
内容説明・目次
- 巻冊次
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上 ISBN 9784167909192
内容説明
「パパ、死んだよ、今」。娘・多恵からの電話に、作家・藤田杉は「ご苦労さん」と呟く。かつての夫・畑中辰彦との間に流れた歳月が終わった。共に文学を志し、十円の貸し借りから始まった付合い。借金まみれの人生を杉に背負わせた辰彦は結局、何者だったのか。九十歳を目前にした作家は、記憶を辿り、真実を求めて、ペンを執る。
- 巻冊次
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下 ISBN 9784167909208
内容説明
辰彦は第一回文藝賞を受賞。新しい事業も起ち上げ、毎日上機嫌だった。しかし、杉にとって辰彦はいつしか「ヘンな人」になっていた。案の定、辰彦の会社は倒産、原稿料欲しさに書いた小説で、杉は直木賞を受賞、娘を抱えて必死に生きた。当時の文学仲間はもう誰もいない。枯淡の境地で、杉が得た答えとは。畢生の名作、誕生。
「BOOKデータベース」 より