京都学派酔故伝
著者
書誌事項
京都学派酔故伝
(学術選書, 083)
京都大学学術出版会, 2017.9
- タイトル別名
-
京都学派 : 酔故伝
- タイトル読み
-
キョウト ガクハ スイコデン
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内容説明・目次
内容説明
京都学派は西田幾多郎を筆頭とする哲学者らだけのものではない。狩野直喜らの東洋学、吉川幸次郎、桑原武夫らによる文学研究、今西錦司の人類学などさまざまな学統を生み出した。本書が酔故伝と銘打たれているように酒の力があり、三高の気風があり、東洋と西洋の異質性にとらわれない「文」を尊ぶ空気がずっとあった。今日において学問とは何か、大学はどうあるべきかを改めて考えさせる一冊。立本成文氏による跋を収録。
目次
- 第1部 實事求是—文学研究の京都学派(實事求是とは;一次資料を読みきる—實事求是の核心;学風の啓蒙—内から外へ;深瀬基寛と学統;今西学の登場)
- 第2部 第二期の特徴(ヨコ社会—第二期の土壌;教養主義—ヨコ社会の理念;独自なもの;第二期と出版社;学風の見取り図;第二期の事柄)
- 第3部 京都学派人物列伝(第二期を率いた三巨頭;第二期人物列伝;草創期の三傑)
「BOOKデータベース」 より