保安処分構想と医療観察法体制 : 日本精神保健福祉士協会の関わりをめぐって

書誌事項

保安処分構想と医療観察法体制 : 日本精神保健福祉士協会の関わりをめぐって

樋澤吉彦著

生活書院, 2017.10

タイトル別名

保安処分構想と医療観察法体制

タイトル読み

ホアン ショブン コウソウ ト イリョウ カンサツホウ タイセイ : ニホン セイシン ホケン フクシシ キョウカイ ノ カカワリ オ メグッテ

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注記

文献リスト: 巻末pi-xvi

内容説明・目次

内容説明

構造的類似性から一種の保安処分と同定できる医療観察法。なぜ、日本精神保健福祉士協会は実質的且つ積極的に関与を表明するに至ったのか!「再犯のおそれ」と「医療の必要性」という、相反的であり且つ相補的でもある処遇要件を完備した医療観察法。その法へのPSWの関与の強度の過程を精査することを通して、精神保健福祉士(PSW)の活動の価値基盤の中にもともと強制性が内包されていたという必然を解題する。

目次

  • 第1章 保安処分とは何か
  • 第2章 日本における保安処分導入の過程
  • 第3章 協会の保安処分に対する「対抗」の過程
  • 第4章 協会の医療観察法への関与の過程—保安処分とPSWとの親和性
  • 第5章 PSWの医療観察法への関与のロジック—協会機関誌『精神保健福祉』における二つの特集の検討
  • 第6章 「精神保健観察」にみる社会復帰の意味
  • 終章 本書のまとめ—PSWの司法分野における構造的・機能的役割拡大へ

「BOOKデータベース」 より

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