民俗選挙のゆくえ : 津軽選挙vs甲州選挙

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民俗選挙のゆくえ : 津軽選挙vs甲州選挙

杉本仁著

梟社 , 新泉社 (発売), 2017.9

タイトル読み

ミンゾク センキョ ノ ユクエ : ツガル センキョ vs コウシュウ センキョ

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注記

参考文献: p324-333

内容説明・目次

内容説明

選管を制する者が、選挙を制する—津軽の激烈な民俗選挙に翻弄され、大地主の父祖累代の富を蕩尽しつくした太宰治の長兄、津島文治。一方、義理と贈与と相互扶助の甲州選挙を身をもって生きた政界のドン、金丸信。カネと盲動、中傷と謀略が渦巻く、津軽と甲州の選挙祭りが行きついた対照的な悲喜劇。そのゆくてに、ありうべきポスト近代選挙を模索する。

目次

  • 選挙楽しや牛馬にゆられ
  • 津軽と甲州—その気質
  • 津軽選挙の発生—金木町長選不正開票事件
  • 二人町長と代理戦争—鯵ヶ沢選挙と大泉村長選
  • 出稼ぎと行商—不在者投票
  • 神仏の力と選挙タタリ
  • カネの力と悪銭
  • 飲食の力と食物禁忌
  • 無尽と葬式
  • 村八分と地域ぐるみ
  • オヤコ選挙と骨肉の戦い
  • 口碑と文芸
  • 二人の政治家—津島文治と金丸信
  • 民俗選挙のゆくえ—柳田国男をめぐって

「BOOKデータベース」 より

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