スター女優の文化社会学 : 戦後日本が欲望した聖女と魔女

書誌事項

スター女優の文化社会学 : 戦後日本が欲望した聖女と魔女

北村匡平著

作品社, 2017.9

タイトル読み

スター ジョユウ ノ ブンカ シャカイガク : センゴ ニホン ガ ヨクボウ シタ セイジョ ト マジョ

注記

修士論文「映画的身体の歴史社会学 : 占領期/ポスト占領期におけるスター女優の身体表象と言説分析」(東京大学, 2015.1) から原節子と京マチ子を論じた二章を大幅に改稿したもの

内容説明・目次

内容説明

彼女たちはいかにして「スター」となったのか。なぜ彼女たちでなければならなかったのか。原節子と京マチ子を中心に、スクリーン内で構築されたイメージ、ファン雑誌などの媒体によって作られたイメージの両面から、占領期/ポスト占領期のスター女優像の変遷をつぶさに検証し、同時代日本社会の無意識の欲望を見はるかす、新鋭のデビュー作!

目次

  • 序章 映画スターと日本の“戦後”
  • 第1章 スター女優の時代—戦後日本の映画スターダム
  • 第2章 躍動する身体—原節子の反—規範的な身振り
  • 第3章 接触する身体—京マチ子の“情動的身体”
  • 第4章 敗戦のスター女優—原節子の“離接的身体”
  • 第5章 ポスト占領期における古典美—京マチ子の「静の演技」
  • 第6章 ポスト占領期における“屈服”—原節子の“超越的身体”
  • 終章 聖女と魔女—原節子と京マチ子

「BOOKデータベース」 より

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