阿毘達磨仏教における業論の研究 : 説一切有部と上座部を中心に
著者
書誌事項
阿毘達磨仏教における業論の研究 : 説一切有部と上座部を中心に
大蔵出版, 2017.9
- タイトル別名
-
A study of karma doctrine in Abhidharma Buddhism
業論の研究 : 阿毘達磨仏教における : 説一切有部と上座部を中心に
- タイトル読み
-
アビダツマ ブッキョウ ニオケル ゴウロン ノ ケンキュウ : セツイッサイ ウブ ト ジョウザブ オ チュウシン ニ
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注記
初出一覧: p489-490
Abbreviations: p491-499
Bibliography: p500-516
内容説明・目次
内容説明
仏教は因果の理論をどのように体系化したのか—古代インドの宗教家たちは、業報輪廻の世界を苦しみと捉え、それを終極させ解脱する方法を探究した。本書は、仏陀直説と伝わる初期経典(阿含・ニカーヤ)から、かつて北西インドを席巻した説一切有部と、スリランカを中心に今も栄える上座部の教理書までを考察の対象とし、仏教が業報輪廻の世界をいかに認識・分析し教理化していったかを浮き彫りにする。
目次
- 序論
- 第1部 表の構造(行為の構造1)(上座部における表の構造;説一切有部における表の構造)
- 第2部 無表の構造(行為の構造2)(無表研究の総括と展望;静慮律儀と無漏律儀の構造 ほか)
- 第3部 業界の理論(上座部における相続転変差別;説一切有部における与果と得)
- 第4部 修道論における業滅と造業(不定業と既有業;上座部修道論における業滅 ほか)
- 第5部 業論と聖典解釈(上座部におけるアングリマーラ;説一切有部におけるアングリマーラ ほか)
- 結論
「BOOKデータベース」 より