人間の値打ち
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人間の値打ち
(集英社新書, 0903I)
集英社, 2017.10
- タイトル読み
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ニンゲン ノ ネウチ
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注記
参考文献: p221-222
内容説明・目次
内容説明
格差社会の中で、自分には生きる価値がないと思わされている人たちが増えている。上司からパワハラをされ、うつ病や自殺に追い込まれる若者もいる。そして、一部の勝ち組だけが、大きな顔をしている。本書は、諏訪中央病院での地域医療や東日本大震災の被災地支援、ベラルーシやイラクにおける国際支援を通じて、長年、限界状況に置かれた人々の病苦にむきあってきた鎌田医師が、混迷の時代に、ますます見えにくくなってきた“人間”を、根底から問い直した一冊である。—著者が提示する、人間の値打ちを決める七つの「カタマリ」とは何か?
目次
- 第1章 人間の「値段」と「価値」について—広がる格差のなかで生きなければならない現代。人間の「値段」にも格差があるかもしれない。だが、人間の「価値」はそれとは違う次元にある。(人間の値打ちは一定ではない;お金も大切だけどほかにも大切なモノがある ほか)
- 第2章 「働くこと」「愛すること」と「生きる価値」—自分の存在価値を見失ったとき、「働くこと」「愛すること」のふたつが生きる意味を教えてくれる。(「働くこと」「愛すること」が人間の価値を決める;電通の何が問題か ほか)
- 第3章 困難なときに現れる人間の「値打ち」—厳しい状況に陥ったからといって「もうダメだ」と絶望してはいけない。そこから這い上がるときに「人間の値打ち」が出てくる。(「再び立ち上がる勇気」の奮い立たせ方;コンテナに住んでいても値打ちのある生き方をする ほか)
- 第4章 人間の「価値」ってなんだろう—人間は内に善も悪も秘めた存在。そんな人間の、「価値」とは何かを考えた。それぞれの「多様性」を認める「寛容」さだ。(ノーベル賞作家が語った「人間らしさ」;悪魔と天使が共存するイキモノ、人間 ほか)
- 第5章 自分の「価値」を決められるのは人間だけ—人間の「価値」は変わるからおもしろい。固定観念から離れて、自分で自分の「価値」を見つけよう。(「服従」は人間の値打ちを下げる;「部屋のなかに象がいるぞ」と言う勇気 ほか)
「BOOKデータベース」 より