夏の砦
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夏の砦
(P+D books)
小学館, 2016.5
- タイトル読み
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ナツ ノ トリデ
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注記
底本: 文春文庫1996年刊
内容説明・目次
内容説明
織物工芸に打ち込み、一枚のタピスリに魅惑されてヨーロッパに留学した支倉冬子は、ある夏の日、北欧の孤島に、ヨット旅行に出かけたまま突然消息を絶ってしまう。彼女が残した手記を辿りながら、荒涼たる孤独の中、日本と西欧、過去と現在、過酷な現実と美的世界を行きつ戻りつ、生と死と愛の不安を極限まで掘り下げた清冽な作品。辻邦生の“死生観”が見事に結実した、著者の原点ともいえる金字塔的作品。創作ノート抄を併録。
「BOOKデータベース」 より