ひらかれる源氏物語
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ひらかれる源氏物語
勉誠出版, 2017.11
- タイトル読み
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ヒラカレル ゲンジ モノガタリ
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内容説明・目次
内容説明
記録上にその名をあらわしてから一千年余、変わることなく我々を魅了し続ける『源氏物語』。前代の放射を深く取り込み、後代に長い影を落とすこの物語は、日本文学史における大いなる達成をなし、いまなお論ずべき魅力の宝庫として屹立している。文学研究の起点に立ち返り、時代・ジャンルという既存の枠組みを越えた場に『源氏物語』を開き、新たな読解の方法論・可能性を拓く。気鋭の研究者たちの視角から日本文学研究を啓発する野心的論集。
目次
- 1 成立・生成への視点(『源氏物語』帚木巻頭本文の解釈—「言ひ消たれたまふ咎」の指し示すもの;夕顔巻新見—女房という視点から;『源氏物語』と記紀萬葉—享受はいかに論証されたのか ほか)
- 2 解釈の連環・多層化(弘徽殿大后「悪后」享受史再読—源氏物語論としての注釈の位置;併存と許容の物語読解—「可随所好」を端緒として;中世における『源氏物語』の虚構観 ほか)
- 3 ことば・表現との対話(「をんなし」考—『源氏物語』のことばとして;『源氏物語』「初音」巻の表現—六条院の情景描写をめぐって;顔を隠す女君 ほか)
「BOOKデータベース」 より