日本--喪失と再起の物語 : 黒船、敗戦、そして3・11

書誌事項

日本--喪失と再起の物語 : 黒船、敗戦、そして3・11

デイヴィッド・ピリング著 ; 仲達志訳

(ハヤカワ文庫, NF488)

早川書房, 2017.2

タイトル別名

Bending adversity : Japan and the art of survival

日本--喪失と再起の物語 : 黒船、敗戦、そして3・11

タイトル読み

ニホン ソウシツ ト サイキ ノ モノガタリ : クロフネ ハイセン ソシテ 3・11

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注記

2014年10月に早川書房より単行本として刊行されたものの文庫化

内容説明・目次

巻冊次

上 ISBN 9784150504885

内容説明

黒船と維新、敗戦と復興、そして東日本大震災の惨禍と再生への胎動—。相次ぐ「災いを転じて」、この国は常に力強い回復力を発揮してきた。“フィナンシャル・タイムズ”の元東京支局長が、東北の被災地住民から村上春樹、安倍晋三まで、自ら集めた生の声と膨大な経済データをもとに、画一的な悲観論を覆し、日本の多様性と潜在力を描き出す。3・11をきっかけに生まれ、国内外で絶賛を浴びた画期的な日本論、待望の文庫版。

目次

  • 第1部 津波(津波—二〇一一年三月一一日、陸前高田;逆境をバネにする—被災地をゆく)
  • 第2部 「二重に錠のかかった国」(島国であることの意味—日本人論の虚実;「脱亜」への決意—日本外交のルーツ)
  • 第3部 失われて戻ってきた二〇年(無限級数のように—奇跡の戦後復興;転落の後に—転機としての一九九五年)
  • 第4部 ポスト成長神話(ジャパン・アズ・ナンバースリー—日本衰退論の嘘;リーゼント頭のサムライ—小泉純一郎とその時代)
巻冊次

下 ISBN 9784150504892

内容説明

大震災の悲劇をへて、たくましく復興へと向かう岩手・宮城・福島の人々、少子高齢化社会で新たな生き方を模索する若者や女性、課題山積の近隣外交、生き残りを図る日本企業とアベノミクスの成否、そして混迷の時代のこの国の行方は?広範な取材とフェアな視点で、「ジャパン・アズ・ナンバーワン」でも「衰退必至」でもない多面的な実像を浮き彫りにする。下巻には激動の国際情勢を踏まえた「文庫版あとがき」を新たに収録。

目次

  • 第4部 ポスト成長神話(承前)(ポスト成長期の日本—少子高齢化を超えて;約束された道—模索する若者たち;几帳の向こう側から—変化する男女関係)
  • 第5部 漂流(日本以外のアジア—歴史問題の呪縛;異常な国家—二人の総理大臣の挑戦)
  • 第6部 津波のあとで(福島原発事故の余波—人災と脱原発;市民たち—新たなる社会の胎動;津波のあとで—復興へと歩む人々)

「BOOKデータベース」 より

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