シルバー民主主義の政治経済学 : 世代間対立克服への戦略

書誌事項

シルバー民主主義の政治経済学 : 世代間対立克服への戦略

島澤諭著

日本経済新聞出版社, 2017.11

タイトル読み

シルバー ミンシュ シュギ ノ セイジ ケイザイガク : セダイカン タイリツ コクフク エノ センリャク

注記

参考文献: p274-279

内容説明・目次

内容説明

公的債務の累増により、孫の世代は祖父母の世代に比べて1億円も損をするといわれるほど、日本の世代間格差は深刻さを増している。深刻な世代間格差の原因の一つとして指摘されるのが、シルバー民主主義だ。孫世代や将来世代の生活を生まれる前から実質的に破綻させている莫大な債務先送りを止め、かつ世代間戦争を回避するには、生半可な政策では実現困難だ。本書は、シルバー民主主義の実像について、ファクトとデータそしてロジックによって分析し、民意の高齢化の是正、民意の遮断、年齢にかかわらず働ける「エイジフリー社会」の実現などの解決策を大胆に提言する。

目次

  • 序章 シルバー民主主義の虚と実
  • 第1章 罠に陥ったのは日本だけか
  • 第2章 本当にそうなのか?—社会保障におけるシルバー優遇の虚実
  • 第3章 対立は真実なのか?—世代間格差の実態
  • 第4章 改革を阻む俗説を斬る—先送りの犯人はシルバー優遇政治だけではない
  • 第5章 民意の高齢化は続くのか?—止まらないトレンドを分析する
  • 第6章 何が生み出したのか?—民意を忖度する政治の誕生
  • 第7章 脱却できるのか?—シルバー優遇政治超克の戦略

「BOOKデータベース」 より

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